ふろしきについて

設立の思い

老いは誰にでも平等にやってきます。

歳をとったり、障がいを持った時のくらしを、私たちは、どれだけ豊かな気持ちで、想い描けるでしょうか。

2000 年を目の前にして少子・高齢化は、ますます加速し、老老介護の増加など、家族のあり方も大きく変わろうとしています。

このような社会状況の中、これまでの措置の福祉から、個人の自立した生き方、自己決定の尊重を理念とした介護保険制度が導入されました。

しかし、この介護保険制度だけではきめ細かいサービスが、すべての人にいきわたる事は期待できません。

私たちは地域で暮らす市民の立場から、一人二役のたすけ、たすけられるしくみづくりとして、新しい働き方をめざし活動してきました。

1992 年に任意団体として「たすけあいワーカーズふろしき」を設立しました。

その後 7 年間、子育て支援から、高齢者介護までの自立援助サービスを「NPO アビリティクラブたすけあい」と共にすすめてきました。

誰でもが、自分たちの住む地域で、自立した生き方を尊重し、多様な価値観を認めあう社会をめざしたい。そのために、これまでの活動をもとに、地域でのたすけあいと介護保険制度を組み合わせ、広く社会全体のシステムを作っていきたいと思います。

普通に生きられる社会をめざし、市民と行政とが手を携えて、たすけあうしくみを実現するために、特定非営利活動法人として、「NPO アビリティクラブたすけあい練馬たすけあいワーカーズふろしき」を設立します。

特定非営利活動法人アビリティクラブたすけあい練馬たすけあいワーカーズふろしき, 設立趣意書, 1999

沿革・あゆみ